2019年1月8日

アワサンゴとは

ども!つっちーです。
今年は暖冬と言われていますが、それでも日が落ちると寒いですね。
アクアリストは電気代が気になる時期ですね。


さて、久々のアクア図鑑の更新です。
本日の主役はこちら!



アワサンゴ」です。

いわゆる「ふわふわ・ゆらゆら」系のサンゴです。
やはりこのタイプのサンゴはとても人気があります。
そして「難しそう」という印象を持つと思います。

実際簡単な種類ではありませんが。

ではまず基本的なところから。



サンゴには大きく分けて「ソフトコーラル」と「ハードコーラル」に分類されます。
この分類は簡単です。
ハードコーラルは骨格を持っています。つまり死ぬと骨が残るタイプのサンゴです。
ソフトコーラルは骨格がありませんので、死ぬと跡形もなく溶けてしまいます。
(トサカなどは根元に細かい骨格を持っていますがソフトの扱いです。)

そしてハードコーラルは総じて水の汚れを嫌う傾向にあります。
アワサンゴもハードコーラルの仲間なので、水質には気を付ける必要があります。




アワサンゴに良く似たサンゴに「ハナガササンゴ」というものがあります。
同じくハードコーラルに属し、ポリプを伸ばすサンゴです。

どちらも水質には敏感ですが、印象としてはハナガササンゴの方が長期飼育が難しい気がします。


これらのサンゴの見分け方ですが、ポリプをよく見れば分かります。





アワサンゴはポリプの先端が12個に分かれています。
これは亜種も含め、アワサンゴに共通しています。




一方のハナガササンゴは、12個以上に分かれています。
ショートタイプのハナガサでも、これで簡単に見分けられます。



さて、アワサンゴやハナガサの長期飼育についてです。
水質の維持はもちろんですが、ロスしやすい代表例が2つあります。


一つはクマノミ類による執拗なストレスです。
クマノミ類はイソギンチャクに共生し、触手に体を寄せ付けます。

ナガレハナやタコアシサンゴ、そしてアワサンゴなどにも寄り添うことがあります。
ナガレハナなどは寛大なので、ストレスをあまり受けない個体もいますが、アワサンゴは嫌がる個体が多いです。
そして日常的にストレスを受けることによって死んでしまいます。

クマノミを飼育されている水槽への導入は気を付けてくださいね。



次に多いのは転落によるストレスです。

アワサンゴはハナガササンゴと違い、小さい個体が販売されることが多いです。
水流や他の生体によって転がり落ちるトラブルが多いです。

このストレスも枯れる原因になります。
また砂に落ちた際にビブリオなどの病気に感染することも多いです。

水流が強くないところに置く、生体が転がさないような対策をお勧めします。
水中ボンドで固定してしまうのも一つの方法です。



いかがでしょうか。
ナガレハナはもう入っているけど、ふわふわ系がまだ欲しい!という方。
2019年は是非飼育したことのないサンゴに挑戦して見ては?


それでは明日も13時〜20時でお待ちしております!
バイチャ!


大土

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