必要ない人には全く興味のない商品ですが、新しく発売されたものをご紹介いたしますね。

ブラインシュリンプ孵化器の、アルテミアブレンダー ZH-2000です。
ブラインとはアルテミアのことです。
シーモンキーと言った方が馴染みのある人が多いかもですね。
熱帯魚や海水魚の生餌としてあげる人もいますが、ブリードをしてる人が稚魚に給餌する人が多いと思います。
乾燥ブラインエッグを24時間で孵化させるための容器になります。
どんな容器でもエアレーションしていれば孵化します。
ほんなら専用の容器ってなんで必要なの?
これは孵化したブラインとその他の分離をする必要があるからです。

まず24時間後の容器の中身は以下のようになっています。
●孵化したアルテミア幼体
●孵化後に出る卵の殻
●孵化しなかった卵
これらを上手いこと分離しなければダメなんです。
卵の殻や、不活性卵を食べた稚魚は軒並み調子を崩すんですよね。
これらの分離はやり方さえ知っていれば簡単です。
まずエアレーションを抜き、水流を止めて静かに置きます。
すると孵化しなかった卵は水より比重が大きいので、容器の底に沈みます。
そして孵化後の卵の殻は水より比重が小さいので水面に浮きます。

沈みきった時に底のコックを開けると不活性の卵を捨てることが出来ます。
この時のコツは、水面を懐中電灯などで照らすことです。
アルテミアは正の走光性があるので、光に向かって泳ぐ習性があります。
水面を照らすと容器の底のアルテミアが水面まで上がってきますので、上手く不活性卵だけ捨てることが出来ます。

その後に容器の底、つまり三角になっている部分を懐中電灯で照らします。
そうすると今度はアルテミアがそこに集まり、水面に浮かんだ卵の殻と分離でき、孵化したアルテミアをそこから取り出します。
こうすることでやっと給餌できる状態になります。

専用のブリード水槽で稚魚だけ飼育している人には不要ですが、アルテミアフィーダーも同じメーカーより発売されています。
これは給餌するアルテミアが水槽中に泳ぎまくるのを防ぐもので、メッシュを通ったものから順番に水槽内を泳ぎだす、便利グッズです。
これがあればじわじわ生きたブラインを給餌することができますね。
ブラインの給餌に関しては実はまだまだコツや必要な作業があります。
でもここに書く必要はないかと思います。
本気でブリードをしたい人はつっちーに聞いてください。
マグロ養殖をしていた経験から、いろいろご教授できるかと思います(笑)
明日は店舗定休日となります。
次回は14日にご来店お待ちしております。
バイチャ!
大土