本日は2019年1発目の入荷のため、問屋に行ってきました!
が!
クリスマスから年末年始と、海外の人は働かないのか、
日本は年末商戦でたくさん売れてしまったのか、
問屋はガラガラでした(泣)
今週は海水魚の入荷は出来ませんでした。
淡水魚とサンゴはちょっとだけ入荷ありましたので、また紹介しますね。
さて、今日は少し皆様とお勉強をしましょう。
こう見えて、つっちーはバリバリの理系なので、化学は分かる方です。
本日の講義内容は(大げさ!)、pHについてです。
pHってそもそも何?というところから、なるべく分かりやすくお伝えします。
みなさんご存知だとは思いますが、pHは水溶液の酸性やアルカリ性の強さを表しています。
pHは略語で、正しくはpower of Hydrogenと言います。
直訳すると「水素の力」です。
水溶液中の水素イオン濃度(H+)を測定しています。
pHは生体に適したものにする必要があります。
熱帯系の淡水魚は弱酸性を好む傾向が強かったり、
同じ淡水魚でもアフリカンシグリットなどは弱アルカリを好んだりします。
海水魚はサンゴ砂などの溶質により弱アルカリになりやすい傾向にあります。
この目に見えないpHをどうやって測定するか。

簡単なものは試験薬による色味試験です。
写真のものは、テトラのpHトロピカル試験薬です。
水槽の水を適量取り、試薬を規定量入れて色の変化を見ます。
試薬の中身は、おそらくBTB液に近いものだと思います。
みなさん学校の理科の実験できっと使ったことがあると思います。
正確には「ブロモチモールブルー」といい、変色域はpH6.0〜7.6です。
変色は黄色からブルーに変化します。
ただ実際はpH9.0ぐらいまで、濃いブルーに変色します。
おそらくこのBTB液が主成分なんだと思います。
淡水飼育の方はこれをよく使うと思いますが、海水には不向きです。
何故かというと、海水は酸性になることはほぼありません。
(この話をするとまた長くなってしまうので、続きはまた今度)
そんな海水のpHを測定する試薬と言えば、

レッドシーのマリンテストキットpHです。
ご覧のように、中性から弱アルカリ性にかけてが細かく測定できます。
こちらの主成分は、おそらくフェノールフタレインかと思います。
この名前もどこか聞き覚えありませんか?
本来の変色域はpH8.0〜9.8で、アルカリ度に応じて紫に変化します。
これらのものを使ってpHを簡単に測定できます。
いかがだったでしょうか。
明日は理系のつっちーが教える、正しい測定方法をご紹介!
「え?説明書通りじゃダメなの?」
より正確に測定するには、知っておいた方がいいことをご紹介します。
まぁ理系出身の人からしたら当たり前のことなんでしょうが。
お暇な人は明日もお付き合いください(笑)
それでは明日も13時〜20時でお待ちしております。
バイチャ!
大土