2019年2月26日

ライブロックとデスロック!それぞれのメリットとデメリット

ども!つっちーです!


最近あったかいですね。
毎年ニュースでは「今年は暖冬です」とか言ってます。
でも正直実感したことは一度もありません。

そんな中、今年は初めて暖冬を実感しました。
耳が千切れそうなほど寒い日って無かった気がしますね。
これこそまさに暖冬ですね。


なんてことを言いながら、少しマリンの話をしましょうか。



みなさんレイアウトに使っているであろう、「ライブロック」
「生きている岩」という名前が表すように、様々なバクテリアや微生物、海藻やヨコエビなど様々な生物の命の塊です。
同時に魚を襲うカニ、サンゴを食べるウミウシ、ウミケムシなど水槽のシリコンを食べるワーム類なども混入するリスクがあります。
そのリスク以上に、水槽の立ち上げを非常にスムーズに進めるメリットがあります。


そして、「デスロック」というものもございます。



こちらも名前の通り、「死んだ岩」です。
これはライブロックを塩素漂白し、天日干しして乾燥させたものです。

ライブロックとの大きな違いは、生きものが全く混入しないところにあります。
立ち上げの時にバクテリア群がいてないのは心もとないですが、
それ以上に混入のリスクを減らせるメリットは大きいです。

簡単に特徴をまとめますね。

【ライブロック】
●メリット
 様々なバクテリアがいるため、立ち上げが非常にスムーズ。
 豊かな生物相が出来、より自然の状態に近い水槽を作れる。
 ヨコエビなども湧きやすいので、無給餌水槽には必須です。
 石灰質が豊富なので、他のライブロックに早く石灰質が移る。
●デメリット
 不要な生物までも混入する可能性がある。
 キュアリングが十分でないと、アンモニアなどの発生源となる。
 光の当たりにくい土台などに使っていると、どんどんデスロックに近づく。

【デスロック】
●メリット
 不要な生物の混入リスクを限りなく低く出来る。
 乾燥しているので、個人でも簡単にストックできる。
 キロ単価がA級ライブロックの半額程度
 リーフセメントなどのレイアウトに最適
●デメリット
 バクテリアがいないので立ち上げ促進にはならない。
 石灰質が付くまでは無機質な見た目



どうでしょうか?
デスロックのイメージ変わりましたか?



このデスロックを使って、先日お客さんの水槽レイアウトをしました。



デスロックのメリットにも書きましたが、リーフセメントなどの水中使用が出来ないものと相性が抜群にいいです!

リーフセメントはかなり強固に接着できる代わりに、硬化まで時間がかかります。
ライブロックでセメントを使うと、せっかくの生物群が乾燥でダメージを受けます。
デスロックはそのあたりを気兼ねなく使用できます。



使い方もかんたん。
こんな感じで水道水でネリネリします。
(海水じゃないので要注意です!)




こんな感じでタップリと接着します。
浮遊感のあるレイアウトをしたい人には最適です!

これでしっかり固めていくと、、、





こんな感じ!
いいステージがたくさんありますね。
これはミドリイシキーパー用に制作致しました。

明日はこの水槽の設置のご紹介をしたいと思います。


それでは明日も13時〜20時でお待ちしております!
バイチャ!

大土

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