ども!つっちーです。
みなさんお家時間を楽しんでおりますか。
アクアリウムってインドアな趣味なのでちょうどいいですよね。
でもコロナウィルスの感染拡大を防ぐために、G3では以下の通りとします。
大阪府下に発令されております不要不急の外出自粛要請のため、
GW期間中の店舗営業時間を以下の通りとします。
4月27日(月) 定休日
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5月7日(木) 13時-20時
連休中は皆様おうちで家族とゆっくり過ごしてください。
新しい商品が出ましたのでご紹介いたしますね。
FAUNA MARIN ICPテストです。
長くマリンアクアをされてる人にとってお馴染みの「トリトン」は有名ですよね。
内容は大きく変わりませんが、いわゆる海水の成分測定です。
水槽の水をシリンジに入れてポストに投函すればOKです!
実はつっちー、この海水測定についてけっこう詳しいんです。
ちゃらんぽらんな見た目に反して、実は大学院まで行ってたんです。
大学院での研究テーマこそ人工海水の構成成分についてでした。
トリトンなファウナで測定に使用されるICPの器材もバリバリ使っていました。
これは参考画像ですが、まぁこんな感じです。
測定機械は3-4Mぐらいの大きさです(パソコンはここまで古くありませんが)
僕がつかっていた時は、ICPの器材は2種類あり「MS」と「OES」でした。
もう10年も前の記憶なので間違いもあるかもしれませんが、微量な元素を正確に調べるにはMS、主要元素などの原子量が大きいものを調べるにはOES、と言った具合でした。
どうやって調べるか、せっかくなので簡単に噛み砕いて説明しますね。
まず、アルゴンガスを燃やします。
燃やすと言ってもガスコンロのそれとは大きく違います。
確か1800度ぐらいで燃え、その光はプラズマ化しています。
そこに測定したい液体を散布すると元素の結合がかい離し、各原子になります。
例えばNaF(塩化フッ素)がナトリウムとフッ素に分かれる、と言った具合です。
そしてICPの装置の中で飛ばされます。
元素はたくさんの種類があるように、その元素ごとに重さが異なります。
あの、「スイヘーリーベー」で覚えたことありますよね。
まさにあれです。
水素が一番軽く、次にヘリウム、リチウム、、、といった具合に重さが異なります。
飛ばされが元素は軽ければ軽いほど遠くまで飛びます。
逆に重たい元素は手前の方で落ちます。
元素ごとに重さは不変なので、どこにどの元素が落ちるかは決まっています。
元素ごとの決まった場所にどれぐらい落ちたかで、各元素の含有量を測定できます。
若干方便も混じっていますが(笑)、だいたいこんな感じです。
ではMSとOESの違いは?
まず価格です。
MSはマジで高いです。
アルゴンガスがとにかく高いし、消費量もすごいです。
測定前の暖機運転を1-2時間しないといけないのですが、既にその時点で5-6万飛びます。
測定時間も長いので、僕の時は1日10-20万円ぐらいつかっていました。
一方OESですが、測定時間も短くその分費用も抑えられます。
その分微量元素の正確さは欠くので、僕の研究の時はナトリウムやマグネシウムなどの主要9元素のみの測定に使用しておりました。
話を戻しますが、トリトンやファウナもほとんど同様の器材による測定と思われます。
ただ。
ただ価格的におそらくOESによる測定です。
なので金属などの、含有量がかなり微量な元素は参考程度にした方がいいと思います。
例えば、カドミウムが多いからといって一喜一憂する必要はありません。
まぁ測定結果が出れば、測定誤差も含め、どのように対処すればいいかの解説もあるので、やってみる価値はあると思います。
長々と話しましたが、ホビーの域を抜けない比色検査検査とは比べ物にならない正確さなので、一度試してみてはいかがでしょうか。
それでは次回は28日にお待ちしております。
バイチャ
大土
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