2019年5月14日

良く聞かれる?マリンのあれこれ

ども!つっちーです。

雨はいやですね。
そんな中でもご来店頂き誠にありがとうございます。


さて、久々になりましたが、マリンのあれこれについてです。
今日は「テスター」についてです。


「魚がうまく飼育できない」「サンゴが溶けてしまう」
と言うときによく問題に上がるのが水質です。

肉眼では無色透明に見えても、水の成分は汚れている場合があります。
それを測定して、目に見える形にしてくれるのが「テスター」になります。



海と違って閉鎖された環境である水槽は、魚やサンゴへの給餌やそれらの排泄物などによって常に水質は劣化していく傾向になる。
魚の動きがおかしい、水が濁っている、もうその時には手遅れかもしれません。

だからこそ水質のチェックと、テスターの示す値の意味を理解しなければいけません。



まずは試薬で測定できる物質の意味をザっとご紹介します。


【pH:水素イオン濃度】
海水魚やサンゴを飼育するにあたって最も重要なもののひとつです。
pHとは水中の水素イオンと水酸イオンの量のつり合いで決まる数値のことです。
酸化作用により値は下がり、脱窒などの還元作用により値は上昇します。
ベアタンク(サンゴ砂を敷かない水槽)の場合は、どんどんpHが下がる傾向にあるので定期的に測定するほうがいいです。
サンゴ砂を敷いている水槽では、緩衝作用があるのでそこまでシビアにならなくても大丈夫です。


【NH3:アンモニア】
魚の残餌や排泄物から発生する有害物質です。
濾過がしっかり立ち上がっている水槽では、よほどのことが無い限り高い濃度で検出されることはありません。
つまり水槽が立ち上がっているかどうかの指標になります。
またpHが上昇するとともに毒性が高くなります。
弱酸性の淡水魚よりも海水魚が弱いと言われる一因でもあります。

また長時間輸送されてきた生体の水合わせをする一番の理由になります。
梱包袋に入った魚は、自身の呼吸によりどんどん二酸化炭素濃度があがります。
それにより水が酸性に傾き、アンモニアの毒性も下がります。
アルカリ性だった時には致死量のアンモニア濃度でも輸送中の魚は死にません。
しかし水合わせの時にアルカリ性の水が入ってくることによりアンモニアの毒性があがり、魚がひっくり返ってしまいます。
そんな意味でも、立ち上げ初期だけでなくても常時持っていたほうがいいテスターです。


【NO2:亜硝酸塩】
こちらもアンモニアと同様に、ろ過がしっかり立ち上がった水槽ではあまり検出されることはありません。
しかしアンモニアを亜硝酸に分解する好気性バクテリアであるニトロソモナスと比べ、亜硝酸を硝酸塩に分解する好気性バクテリアのニトロバクターの方が増殖スピードが遅いため、水槽立ち上げ時などには分解速度に差が出て、一時的に高い値で検出されることがあります。
アンモニアと同様、立ち上げの時期に測定すると効果的です。

【NO3:硝酸塩】
通常濾過システムにおける最終形態で、アンモニアや亜硝酸塩と比べると比較的無害だが、リン酸塩、ケイ酸塩と並び三大栄養塩と呼ばれています。
この硝酸塩はコケ類の栄養源になる上、水槽内では脱窒作用が無い限り蓄積され続けます。
これを取り除くには水替えが有効になります。
魚はある程度耐性がありますが、ミドリイシなどSPS系やナガレハナなどのLPS系の飼育をされている時は、なるべく減らせるようにしましょう。


また裏ワザ的な商品もあります。
NO3PO4-Xという、いわば「麻薬」的な商品です。

何が麻薬かというと、依存性が高くやめられなくなります(笑)

既にお使いの方はご存知でしょうが、非常に効果があります。
びっくりするぐらい硝酸塩が減少します。
なので、この商品なしでは硝酸塩が下げれなくなってしまいます。
つまりやめられない、止まらないです(笑)



さて、まだ測定するものはありますがちょっと長くなりすぎたので、続きは明日へ!


それでは明日も13時から20時でお待ちしております。

バイチャ!

大土

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