2012年10月12日

海水魚を飼育するには

海水魚を飼育するにはそれなりの設備が必要です。海水魚は金魚などと違い広大な海で育ち豊富な酸素に恵まれた環境化で生存しています。我々のエゴで隔離された小さな水槽内で飼育するのは息苦しさを感じるものです。淡水魚の中には酸素不足になると鼻上げという行為を行い水上から酸素を取り入れるものもいますが海水魚にはそのような習慣がありません。よって淡水魚よりも酸素不足などに弱く、また水質の悪化にも弱い面があります。

このようなことを聞くと海水魚飼育は難しいように思われがちですが必要な設備をしっかり揃え、適切な管理をおこなうことでそのような問題は解決できるものです。ここでは海水魚飼育に必要な基本的なものをご紹介していきます。

■水槽
水槽にはアクリル製のものとガラス製のものがあります。最近ではガラス製のものが主流となっており価格もお手頃のものが出回っていますのでご自身の生活スタイルにマッチした水槽を探してみてください。できればガラス蓋なども一緒に用意しておくと海水の飛び散りや蒸発を防ぐことができます。


■ろ過フィルター
ゴミを取り除くのはもちろん、水質を浄化する微生物 ( バクテリア ) が住む場所と言う大事な役目をします。海水飼育には、ワンランク上の能力表示のフィルターをおすすめ致します。


■ライト
海水魚をキレイに見せるのはもちろん、サンゴやイソギンチャクを元気に育てる為に必要です。さまざまな光量や波長を出すライトや蛍光灯がありますので飼育スタイルに合わせて慎重に選びたいものです。


■水質調整剤&人工海水
水道水中のカルキを抜くカルキ抜きを用意しましょう。しかし使用する人工海水の種類によっては、カルキ抜きが不要のものもあります。アクアリウム専用の人工海水で飼育水を作ります。カルキを抜いた水道水に人工海水を加え比重計で塩分濃度を測ります。天然海水の比重に近い、1.020〜1.024程度の濃度に調整してあげると良いでしょう。


■水温管理器具
水温を管理するヒーターやサーモスタット、夏場はアクアリウム用のクーラーなどもあると管理しやすいでしょう。水温計測のための水温計も忘れずに!

■その他
その他にもあったほうがいいものには病気の予防や対策に効果のある紫外線殺菌灯や水質を良化させるプロテインスキマー、オゾナイザーなどがあります。一度に全ての設備をそろえるにはそれなりの費用が発生してしまいますので海水魚を飼育するために最低限必要なものから揃え、徐々に必要性を感じたものを買い揃えていくのも一つの手ではあります。

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